「洋食」と言えばもちろん西洋が本場ではあるが、ハンバーグ、オムライス、グラタンなど日本人好みに創意工夫を重ねた”日本の洋食”も、和食とは異なるひとつのジャンルを確立していると言えるだろう。連日のグルメ調査にレポート作業と、珍しく疲労困憊のアジミが今回求めるのは「自宅で食べられるホッとする味」。肩肘張らず、どこか懐かしさを感じる「洋食にいがた」の料理に、2人はどんな反応を示すのか?
日本の洋食をバンコクで。
祖母が伝えた“家庭の味”
お店の名前に冠している「新潟」は私の生まれ故郷。祖母が30年前にバンコクで「キッチン新潟」をオープンし、日本人に馴染みのある日本の洋食を提供してきました。女手ひとつお店を切り盛りしていた祖母は、僕にとって大先輩です。
実家で母が作る料理は、祖母のレシピを自然と踏襲していたので、“渡部家の味”を再現すると、自然と今お店で出している味に繋がります。私は子どもの頃から台所に立つのが大好きだったので、洋食はソウルフードにして私の料理人の原点ですね。
残念ながらプロンポンの店は売却し別オーナー経営になりましたが、2022年に新会社にて「洋食にいがた」をオープンすることができました。受け継いだ祖母の味を基に創意工夫を重ねています。
タイは日本人にとって住みやすいと言われていますが、やはり海外生活の不安や心細さというものはあると思います。当店の料理で、ホッとできる家庭の味を身近に感じてもらえれば嬉しいです。
洋食にいがた
住所:78 5 Sukhumvit 51
電話:02-125-7707
時間:11:00~20:30(L.O.)※デリバリー/テイクアウト
火曜定休
Facebook;YoshokuNIIGATA
Instagram:@yoshokuniigata
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