「洋食」と言えばもちろん西洋が本場ではあるが、ハンバーグ、オムライス、グラタンなど日本人好みに創意工夫を重ねた”日本の洋食”も、和食とは異なるひとつのジャンルを確立していると言えるだろう。連日のグルメ調査にレポート作業と、珍しく疲労困憊のアジミが今回求めるのは「自宅で食べられるホッとする味」。肩肘張らず、どこか懐かしさを感じる「洋食にいがた」の料理に、2人はどんな反応を示すのか?

洋食にいがた 『目玉ハンバーグ(単品)』228B~(※値段はデリバリー方法によって異なる)
肉感たっぷりのジューシーさと懐かしさ感じる自家製ソース。
新鮮な牛と豚の合い挽き肉を使用。箸がスッと入る柔らかさと、噛むほどに肉感を味わえるジューシーなハンバーグが堪らない!先代から引き継いだレシピは、シェフの舌のみに記された幸せの不文律。中濃ソースをベースにした素朴な味わいに、ごはんが進みます。
日本の洋食をバンコクで。
祖母が伝えた“家庭の味”

「洋食にいがた」店主 渡部 雄樹 Yuki Watabe
30年前に祖母が開いた「キッチン新潟」の味を受け継ぎ、デリバリーに特化した洋食専門店を2022年にオープン。好きな飲み物は酸味の少ないホットコーヒー
お店の名前に冠している「新潟」は私の生まれ故郷。祖母が30年前にバンコクで「キッチン新潟」をオープンし、日本人に馴染みのある日本の洋食を提供してきました。女手ひとつお店を切り盛りしていた祖母は、僕にとって大先輩です。
実家で母が作る料理は、祖母のレシピを自然と踏襲していたので、“渡部家の味”を再現すると、自然と今お店で出している味に繋がります。私は子どもの頃から台所に立つのが大好きだったので、洋食はソウルフードにして私の料理人の原点ですね。
残念ながらプロンポンの店は売却し別オーナー経営になりましたが、2022年に新会社にて「洋食にいがた」をオープンすることができました。受け継いだ祖母の味を基に創意工夫を重ねています。
タイは日本人にとって住みやすいと言われていますが、やはり海外生活の不安や心細さというものはあると思います。当店の料理で、ホッとできる家庭の味を身近に感じてもらえれば嬉しいです。
洋食にいがた
住所:78 5 Sukhumvit 51
電話:02-125-7707
時間:11:00~20:30(L.O.)※デリバリー/テイクアウト
火曜定休
Facebook;YoshokuNIIGATA
Instagram:@yoshokuniigata
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