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【老舗タイ中華食堂】“変わらない味を届けたいからフランチャイズ化はしない”「Poon Lert Room」インタビュー 

Poon Lert Room

Owner/チャヤポーン・プーンラムラート(ファンさん)※右はお母さんのホンさん

 

汽笛のような音色が街に響く。それは、創業者ロアさんがカオ・ナー・ガイを売りに来た合図。現在のお店にほど近い、プラップラーチャイ交差点から始まった「Poon Lert Room」も今年で創業86年。お店に対する想いを、3代目のファンさんに尋ねました。

子どもの頃から両親は毎日食堂にいたので、私も食堂にいて、手伝うという生活が当たり前でした。正直なところ、手伝うのは嫌だったんです(笑)。学校に通い始めてからも、放課後はすぐに帰宅して制服のまま手伝っていましたし、土日も手伝いがあるから家でゆっくりテレビを見たり、遊びに行ったりなんてできなかったんです。最初はそれが本当に不満でしたが、続けているうちにお客さんに褒められたり、出した料理を美味しいと喜んでもらえたりして、いつの間にかお店に立つことが好きになっていました。

Poon Lert Room

お店の一角に飾られている、創業者のロアさんをイメージして描かれたイラスト

 

お店のことはすべて母親から教わりましたね。優しいだけじゃなく、厳しい時もたくさんありましたが、これまでにいろいろなお客さんに出会うことができ、跡を継いで良かったと思っています。昔、親に連れられてうちに来ていた男の子がいたのですが、今では自分が父親になって自分の子どもと奥さんを連れてきてくれるんです。長く通い続けてもらえる存在になれて嬉しいですし、それぞれの変化や成長を感じられることは幸せですね。そんなお客さんがたくさんいるからこそ、もっと頑張ろうと思えます。お店に来てくれた方の顔は忘れませんね。

Poon Lert Room

創業者ロアさんが売り歩きをしていた当時、お客さんを呼ぶために使っていたという笛。今でもお店で大切に保管されています

 

新型コロナウイルスの影響で長らく店内飲食を自主規制し、テイクアウトサービスだけでやってきましたが、そんななかでもたくさんの注文を頂き、また常連さんたちが変わらず買いに来てくれ、本当にありがたいと感じました。これを機にデリバリーサービスを積極的に取り入れ、今までうちの料理を食べたことがなかった人にも知ってもらうことができたのは良かったと思います。

母と祖父の教えを胸に最高のサービスを目指す

Poon Lert Room

不動の看板メニュー「カオ・ナー・ガイ(60B/80B)」。醤油ベースの餡は日本人の口にも馴染みやすく、ご飯を食べる手が止まりません。ご飯を中華麺に替えた「バミー・ナー・ガイ(60B/80B)」もあります

 

私がお店を長く続ける上で重要だと考えていることは、2つだけです。お客さんを大切にすること、創業当初からのお店の味を守ることです。先にも少し話しましたが、お客さんがいるからこそお店を続けることができますし、もっといいお店にしようと頑張ることができる。お客さんの期待には常に応えたいと思いますし、お客さんが大好きな味を守り続けたいと思っています。

だからこそ、うちではフランチャイズ店は決して出しません。バンコク病院などに支店はありますが、すべてここのお店で作ってから運んでいます。それくらい徹底しないと、お客さんが求める味は守れないと思っています。

あとは祖父からの教えなのですが、どんなに食材が高騰しても、どんなにお店が大変な状況になっても食材に妥協するなと言われていました。最高の調味料、最高の鶏肉を用意しなさいと。私は、そんな風にお客さんを最優先に考える祖父が大好きでした。私も祖父のように、どんな時も最高のサービスを求めていきたいと思います。

Poon Lert Room

「Poon Lert Room」についての詳しい記事はこちらをどうぞ
https://www.daco.co.th/information/340068/

Poon Lert Room

住所:562-566 Luang Rd.
(MRTワット・マンコン駅から徒歩10分)
電話:02-688-9254(タイ語)
時間:火~日 9:00~17:00(月曜休み)
Facebook:
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