バンコク都内から車で1時間30分。ダイナミックなレイアウトと戦略性の高い全27ホールが特徴の「パタナゴルフ・スポーツリゾート」は、ミノプロも頻繁に利用するお馴染みの場所。特筆すべきは、ゴルフコースに加えて宿泊施設やプール、フットボール競技場、サイクリングコース、フィットネスセンターなどさまざまなスポーツに関わる設備を備えている点です。
傾斜に慣れるにはもってこい!
前回同様、今回も私がよくお邪魔するゴルフ場「パタナゴルフ&スポーツリゾート」をご紹介します! 私自身の活動拠点であるシラチャから通いやすいという点もあるのですが、バンコクからでも高速を使ったら約1時間30分と、定期的にラウンドするにはちょうどいい立地だと思います。
オープンから18年目を迎えるコチラにはコースAの「ANDREAS」、コースBの「BROOKEI」、コースCの「CALYPSO」というバラエティに富んだ3コース・27ホールがあり、自分の苦手分野を克服すると同時に、得意分野を伸ばすことができます。コースの整備も悪くなく、距離もあってドッグレッグ(コースが途中で右もしくは左に曲がっている形状)のホールも多いのでさまざまな打球と技術、そして戦略性を高める練習には非常にいいコースです。
オフシーズンにはプロゴルファーが合宿でよく訪れていますし、タイのジュニアの試合も開かれているなど一般的な認知度が高いのも特徴です。
コース紹介
【マネジメント度No.1】
A5番 590Yのロングホールは事前の戦略が鍵!
A5番(パー6)は確かに距離は長いですが、広いコースなのでしっかりとコースマネジメントができればスコアがまとめやすくできるホールです。ティーショットは右のOB、2打目は左の池、3・4打目にグリーン手前のクリークに捕まらないように注意したいところ。グリーンは奥から手前にめちゃくちゃ早いのでお気をつけて(汗)。
A6番 グリーンの四方はバンカー!
ティーショットでは広いフェアウェイが迎えてくれますが、グリーン周りはバンカーに囲まれているため注意が必要。
【イチオシ!】
B1番 絶景は難易度の裏返し!?
池に挟まれた名物ホール
「パタナ」と言えば、やはりB1番(パー4)が外せませんが、その反面「このホールが好きで堪らない」という人は少ない気も?(笑)なぜなら両サイド、さらにグリーン手前も池というプレッシャーが半端なく強いので。ティーショットをクリアしてもセカンドショットが意外にも打ち上げで手前の池に捕まるケースもあるので、刻んで3打目勝負もあり。
B3番 浮島目掛けて真っ直ぐ飛ばすべし!
ティーショットからの景色がいい3番(パー3)はシンプルなショートホールですが、グリーン周りに遮るものが無く、風の影響をモロに受けるのでご注意を! ティーグラウンド右手に色鮮やかなロックガーデンあり、ゴルファーを楽しませようとするゴルフ場からのおもてなしを感じます。
C3番 グリーンの傾斜を読め!
ティーイングエリアからグリーンまで左側が池になっており、1打目で飛距離の出る人はショートカットを狙って攻めるのもアリ。自信がない方は右から安全に攻めていきましょう。
C7番 距離感の調整がポイント!
グリーン手前にある池に向かって傾斜がありラフが長い時はいいですが、短く刈ってある時は池に落ちやすくなるのでショートしないように注意。距離感をしっかりと。
ミノプロからひとことアドバイス
攻略の鍵はティーショット、ドッグレッグホールで見えている所に安全に打っていくか、ショートカットを狙っていくなどのメリハリをつけたコースマネジメントが必要。さらに、打った方向次第では木が障害になってしまうホールもあるので、ティーショットのポジショニングが非常に重要です。
気分転換に周りを見るのも◎
コース内の所々にある並木道や陸橋といった景色は、自分のリズムを取り戻すための一つの手段。調子が悪い時はぜひ活用してみましょう♪
三野原直愛(ミノプロ)
みのはら・なおよし/1983年生まれ、福岡県出身。父親の影響で3歳からクラブを握り、24歳で日本のプロテストに合格。日本時代から毎年数回は練習のためタイを訪れていたが、2017年に移住し、タイのトーナメントに挑戦中。
写真で振り返るコース&クラブ施設
シャワールームなどはいい意味で昔ながらの懐かしい雰囲気を感じます。プロショップは必要な商品が揃っており、全体的にクオリティが充実している印象です。またもう一つ挙げるとしたら、レストランのレベルが高いことでしょうか。私は飲茶とガパオを食べたのですが、どちらも通常のレストランを超える勢いで美味しかった!
充実の宿泊施設にスポーツアカデミーも人気!
さらに、ゴルフ場としての設備が整っている一方で、実はその他の施設も充実しているんです。誰でも利用できる宿泊施設をはじめ公式競技として認可された25mプール、フットボール競技場、サイクリングコース、トレッキング施設、フィットネスセンター、コンベンションセンターなど複合型施設としても好評です。私も今回の取材時は前乗りして宿泊施設を利用したのですが、快適な部屋はもちろん朝食ビュッフェのレベルが高かったと感じました。個人的に辛かったのは、泊まった相手がDACOの日本人オーナーであり友人の中本だったことでしょうか(笑)。
Pattana Golf Club & Sports Resort
住所:99/89 Moo 9 Khaokhunsong, Sriracha, Chonburi
バンコクから車で2時間/シラチャ市街地から車で30分
時間:毎日6:00〜18:00
電話:03-831-8999(タイ語・英語)
料金:月~金 2,500B、土日祝3,600B
※別途カート(700B)、キャディ(400B)料金が必要
●平日プロモーション
2022年5月末まで、平日14:30以降のラウンド料金がたったの500Bに!
(ハーフのキャディ料金を含む)
レンタル:あり(クラブ900B)
人数:1グループ 月~金 最大5名 / 土日祝 最大5名
施設:レストラン(タイ料理・洋食・日本食)、ドライブレンジ、宿泊施設、セミナー&会議室、ショップ、スポーツアカデミー 他
WEB:https://pattana.co.th/golf/
Facebook:Pattana Sports Resort
LINE:@gqw6287h
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