100人以上のスペシャリストによって審査が行われる、日本の「東京ウイスキー&スピリッツコンペティション2021(TWSC)」のスパイス・ラム部門で銀賞を獲得した「Mekhong(メコン)」をご存知ですか?タイ産のサトウキビとモチ米から造られた蒸留酒であり、「味、香り、バランスが国際的標準を上回るスパイス・ラムだ」と評されるなど、大きな注目を集めています。誕生から80年以上。お酒好きには堪らない情報が満載の歴史を学べるミュージアム「House of Mekhong」でトリップツアーを楽しみましょう!
タイの文化遺産の一つ、「メコン」が生まれた背景とは…?
「House of Mekhong」があるのは、バンコクから車で約1時間の場所にあるパトゥムターニー県。工場が併設された敷地内に、黄金色が目を引く2階建てのミュージアム「House of Mekhong」はあります。
中に入ると、まず目に飛び込んでくるのが同ブランドを象徴する大きなメコンの瓶。トリップツアーはまず映像を通したメコンの紹介から始まり、メコンがどのように造られているのかを知ることができます。ちなみに「メコン」の名前の由来は、商品誕生時の1940年に紛争が起きていたメコン川流域に住む民衆を奮い立たせる歌「カーム・コン(タイ語でメコン川を渡るの意味)」が流行っていたことに起因しているのだそう。
2階の展示室に移動すると、歴代の瓶が飾られる圧巻の空間が出現。16台の液晶画面によるタイの時代背景とメコン誕生の歴史、これまでに展開されているお酒の種類、メコンに関わる主要人物などここでしか知ることができない情報が満載です。その他、過去の広告ポスターやラベルといったデザイン関連の展示や、“秘話”とも言えるさまざまな展示を楽しむことができます。
ミュージアム限定レシピとドリンク
メコンの由来と歴史を知った後には、メコンを使ったドリンクレシピを考案したさまざまな人のインタビュー記事をチェック。 ハーブやスパイスが並ぶ研究室のような空間には、門外不出のレシピに関わるアイテムもあるのだとか…!
※高品質な糖蜜と香り高いタイ産・サンパートーン1種のもち米、46種類のハーブを用いた味わいが、メコンがプレミアムと言われる由縁なのだそう。
隠れ家バーで限定ドリンクを試飲
前述したドリンクレシピの中には特別なカクテルメニューが含まれ、それを見たらメコンが世界を視野に入れたブランド展開をしていることがわかります。同時に、メコンを代表するドリンクをその場で味わえるのがポイント。「House of Mekhong」と掲げられた看板の先には、バーへと繋がるドア。こちらでは、メコン本来の味わいを楽しめるソーダ割「Mekhong Classic」や、香しい甘さとライムの爽快さが人気の「Mekhong Thai Sabai」をはじめ20種以上の個性豊かなカクテルを堪能することができます。
甘美なひとときを十二分に堪能してメコンツアーは終了。帰る頃にはメコンのトリコになっていること間違いなし! 「House of Mekhong」を訪問したい方は、希望日・時間など以下までお問い合わせを。
House of Mekhong
場所 Sura Bangyikhan 2 Distillery, Tambon Bang Khu Wat, Amphoe Mueang, Pathum Thani
電話 02-598-2850~6(英語・タイ語)
入場料 無料
WEB www.mekhong.com/houseofmekhong.html
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