接触レベルとその後の対応
身近な人が感染した。その時、自分は“感染リスクがある人”として何をしたらいいか…。自分の体調を振り返ると同時に、いつ誰とどこ行ったかを洗い出すことが必要です。タイで定められている感染リスクの度合いとは? タイ保健省が定める感染者を除く3つのレベルをチェックしましょう。
<レベル3>濃厚接触者
「5分以上・1m以内」長時間の接触がある
5分以上・1m以内の距離で話した、近くで咳やくしゃみをされた、15分以上・1m以内の距離でエアコン付きの部屋に感染者といた、同居あるいは⻑時間の接触(⾞内、航空機内など)があった、などの場合。※マスクを着用している場合はレベル2とみなされる。
《対処方法》
14日間の自宅待機。症状の有無に関わらず、接触から5日後にPCR検査を受ける。
<レベル2>濃厚接触者の接触者
家族や恋人、会社の同僚といった近しい人物
感染者との濃厚接触者と近い距離で長時間接触していた場合、接触レベル2とみなされます。考えられるのが家族や恋人、友人、会社の同僚など。ただ、「濃厚接触者」はまだ感染しているか不確定のため外出禁止などの規制はありません。
《対処方法》
PCR検査を受ける。極力人ごみを避け、食事以外はマスクを着用。14日間の経過観察を行う。
<レベル1>感染者と同じコミュニティ
コンドミニアムなど活動エリアが同じ
コンドミニアムなど同じコミュニティ空間で感染者が見つかった場合、レベル1に当たります。行動制限はありませんが、表面化していない感染者がいるかもしれないためエレベーターのボタンなど多くの人が接触するものに触れる際は注意しましょう。
《対処方法》
館内でも感染防止のマスクの着用、アルコール除菌・手洗いの徹底(不安な場合はPCR検査を受ける)。
コロナ対応(PCR検査)可能なスクンビット周辺の病院・クリニック
タイで受けられるコロナ検査
タイで受けられる検査は「RT-PCR」と「Rapid Antigen Test」(簡易検査)の2種。前者は検査室で鼻腔や咽頭の粘液を採取して行うもので、検査結果が分かるまでに少々時間がかかりますが(24時間〜3日)その精度の高さはWHO(世界保健機関)もお墨付き。費用は3,000〜5,000B。後者は短時間で結果が分かるというメリットがありますが、検出率が高くないため陽性の場合は念のためにRT-PCR検査も受けることをおすすめします。
サミティベート病院スクムビット
Samitivej Sukhumvit Hospital
住所 133 Sukhumvit 49
電話 02-022-2222(日本語)
時間 24時間 無休
ウェブサイト
バムルンラード病院
Bumrungrad International Hospital
住所 33 Sukhumvit 3 (Soi Nana Nua)
電話 02-066-8888(英語)
時間 24時間 無休
ウェブサイト
メドパーク病院
MedPark Hospital
住所 3333 Rama IV Rd.(MRTクロントゥーイ駅そば)
電話 02-023-3333(英語)
時間 24時間 無休
ウェブサイト www.medparkhospital.com
スクンビット病院
Sukhumvit Hospital
住所 1411 Sukhumvit Rd.(BTSエカマイ駅から徒歩2分)
電話 ① 098-262-0374(ジャパニーズデスク)
② 02-391-0011(英語)
時間 ① 8〜17時
② 24時間 無休
ウェブサイト
薬局で購入できるPCR検査キット
「Standard Q」Rapid Antigen Test
鼻または喉の奥の粘膜(検体)を採取し、コロナウイルスの有無を検出。15分ほどで結果が分かります。WHOの緊急使用許可リスト認証済み。
PCL COVID19 Ag Gold
デンマークの医療機器開発会社「Vitrex Medical」が開発した、唾液または鼻の粘膜を用いてコロナウイルスの有無を検出。10分ほどで結果が分かります。
※上記掲載内容は2021年8月取材時のものです。