虚構新聞(http://kyoko-np.net)について
虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。
ラマイビーチ近くにオープンしたスキー場「SAMUI SKI」
これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。
リゾート地として知られるタイ南部・サムイ島に国内初となる屋外スキー場が期間限定でオープンし、国内外から多くの来場者が詰めかけた。
サムイ島東岸・ラマイビーチ近くに作られたスキー場「SAMUI SKI」は、山の斜面に沿った全長200メートルのゲレンデを備える。斜度は平均で6度。スキーになじみの薄いタイ人でも滑りやすく配慮した。
スキー場の運営会社は島内でダイビングセンターやゴルフ場を運営する。新たにスキー場を作るヒントになったのは日本人観光客の「サムイ島なのに暑い」という冗談だったという。「せっかくサムイ島なのだから、寒いリゾートがあってもよいのではないか」と昨年スキー場建設に取りかかった。
雪はドイツから取り寄せた人工造雪機36台を使用して作る。タイ湾からくみ上げてろ過した水を使い、開業前日の夜から造雪機をフル稼働。何とか当日に間に合わせた。
未明に行われた記念式典では、社長のヒマララーイさん(35)が「サムイ島にようやく寒いリゾートができました」とにこやかにあいさつすると、来場者は早速Tシャツに半ズボン姿でゲレンデに飛び出していった。
この日は好天に恵まれ、日の出とともに気温はみるみる上昇。午前の時点で1月最高となる29.3度を記録したため、急きょ人工降雪機を再稼働させて対応したが、午後には予定外のスコールに見舞われ、解けだした雪は雨水とともにタイ湾に流出。一面の銀世界はあっという間に芝生に戻っていった。明日以降もスコールの予報が出ており、当面再開の見込みはないという。
数時間限りの幻に終わった一面の緑世界を見た日本人観光客は「別の意味で寒いリゾートになりましたね。滑ってる」と引き返し、そのままシュノーケリングに向かっていった。
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