バンコクの街角

バンコクの電脳街「パンティップ・プラザ」の隠れ家フードコートに、久々お気に入りの注文食堂を発見!

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こんにちは。昼飯の放浪者こと編集長Fです。なぜ放浪しているかというと、今年2月に紹介したお気に入りのガレージ食堂がつい先日閉店してしまったから。まったくもっていきなりの閉店だったため、食い納めに行くこともできず、悲しみの赴くまま、新たなお気に入りを探していたのですが……ついに今週、自分の舌にジャスト・フィットする店を発見することができました。

 

が、その店はまだお客が少なく、このまま行くと遠くない将来にまた潰れてしまいそうなので、こちらで紹介します。

ダコ本誌のレストランコラムを15年近く担当し、歩くバンコクでもお店の選考を行っている編集長Fのおすすめ店、ということで、ぜひ行ってみていただけると助かります。

 

その店があるのはかつてバンコクを代表する電脳街だった「パンティップ・プラザ」の中。実は、近年、スマホやタブレットが台頭してきたり、パソコンも組み立て品ではなくて既製品を買う人が増えてきたため、また、違法ソフトやDVDの店もなくなって浄化されてきたため、この電脳街が徐々に廃れてきています。

 

それを巻き返そうと、昨年あたりからじわじわと改装を行っているのですが、改装が進んできれいになる度になぜかテナントもお客さんも減ってきている気がします。こうなると、昔の「DVD! DVD!」とかいいながら腕を掴んできたエロDVD売りがいた頃がちょっと懐かしい、いや、やっぱりうざいですね。

 

そんなパンティップ・プラザですが、改装に伴って、かつてM階にあったローカル度満点のフードコートは大幅に縮小され、4階の奥という、かなり行きづらい場所にフードコートがオープンしています。ここ、以前いったんオープンしたものの、程なくして潰れて、また最近再オープンしたんですが、立地が悪いので、どれくらいもつか心配なところです。今回紹介するお気に入りのの一軒は、そんなフードコートの中にあります。

 

4階は現在改装中なので、フードコートには、こんな細い通路を通って行きます。この時点でちょっと引き返したくなりますね。

 

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奥にちらっとフードコートの様子が見えます。

 

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中は新しいのできれいですが、節電を意識しているのか、おしゃれなのか、全体的に暗めの照明です。もうちょっと明るくした方が食欲が沸くんじゃないかなぁ。

 

店舗数もまだ少ないですが、その中でのおすすめはここ!

 

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「クルア・ジェー・ノーイ・パンティップ」(ノーイ姐さんのキッチン パンティップ店)。店名にあるノーイ姐さんらしき人はおらず、代わりに髭面のガタイがいい兄さんがガンガン中華鍋を振るって次々と料理を作ってくれます。

 

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写真付きメニューで注文しやすいです。けっこう好きなメニューばかりなのがうれしい。

 

この店で個人的にいち押しなのがこのメニュー!

 

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「パット・プリック・ゲーン・ムー」(豚肉のレッドカレー炒め)。カイダーオ(目玉焼き)のせで60Bです。パンチのある味と程よい辛さでご飯が進みます。これはおすすめ!

ここに行ったら基本的にこればかり頼むので、ほかのメニューはまだ試していませんが、この一品に関しては当たりです。

 

ちなみに、豚肉をムー・クロープ(豚のカリカリ揚げ)に変えたバージョンも、カリカリの食感と豚の脂のジューシーなうま味が効いていて、これまたご飯が進みます。

 

というわけで、最近ハマっている一品をご紹介しました。ここは「クルア・ジェー・ノーイ」という店の支店のようなので、時間がある時に本店も探して行ってみたいと思います。(F)

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