すでにお伝えしたとおり、これまで戦勝記念塔周辺で発着していたロット・トゥー(乗り合いバン)の乗り場が10月25日に移転しました。
移転先は、主に目的地によって北部&東北部行きはモーチット・マイ(北バスターミナル)、東部行きはエカマイ(東バスターミナル)、南部&西部行きはサーイ・タイ・ピンクラオ(南バスターミナル※)に分けられます。
(※南バスターミナルはサーイ・タイ・ピンクラオとサーイ・タイ・マイの2カ所がありますが、ロット・トゥーは前者なので注意)
10月28日、実際に戦勝記念塔に足を運んで、変更後の様子を見てみました。
まず、予告どおり本当に乗り場が移動したため、これまでの乗り場はほとんどが閉鎖されています。
戦勝記念塔北部の高速道路下の乗り場に至っては、こんな風に工事が始まっています。
乗り場周辺の屋台やドリンクスタンドなどはまだ一応営業していましたが、これからはお客がほぼゼロになるため、近いうちに閉店を余儀なくされるでしょう。
その一方で、戦勝記念塔にまだ残っているロット・トゥーもあります。それは、バンコク郊外やその隣県(パトゥムターニー県やノンタブリー県)を結ぶ路線です。たしかにこの路線を移転させたら利便性がなくなりますものね。ちなみに、高速道路下から発着していた近郊行きロット・トゥー(ムアントンタニ行きなど)は乗り場が戦勝記念塔周辺の違う場所に変更になっています。
■戦勝記念塔に残っている主な路線
シーコンスクエア行き
タマサート大学ランシット校行き
トゥラキット・バンディット大学行き
ノンタブリー船着場行き
バンコク大学行き
マヒドン大学サーラーヤー校行き
ミンブリー行き
ムアントンタニ行き
ラマ3世通り行き
ランシット行き
また、移転した路線はそれぞれこんな感じになっています。
■モーチット・マイ(北バスターミナル)発着の主な路線
アユタヤー行き
カンチャナブリー行き
サムットソンクラーム行き
ジャンタブリー行き
シーラチャー行き
スパンブリー行き
チャアム行き
チャチュンサオ行き
チャーン島 トラート行き
チョンブリー行き
ナコンナーヨック行き
パタヤー ジョムティエン行き
パタヤー行き
バンセーン行き
パークチョン行き
フアヒン行き
プラジュアップキリカン行き
ラヨーン行き
ロッブリー行き
ちなみにモーチット・マイの場所はここです。BTSモーチット駅で降りてタクシーや各種バス、シャトルバスなどに乗り換え。
■エカマイ(東バスターミナル)発着の主な路線
サタヒープ行き
ジャンタブリー行き
シーラチャー行き
チャチュンサオ行き
パタヤー行き
バンセーン行き
バンペー(サメット島)行き
ラヨーン行き
ローングルア(アランヤプラテート)行き
ちなみにエカマイの場所はここです。BTSエカマイ駅から降りてすぐ。
■サーイ・タイ・ガオ(旧南バスターミナル。サーイ・タイ・ピンクラオとも)発着の主な路線
アムパワー行き
アユタヤー行き
カンチャナブリー行き
サムットソンクラーム行き
スパンブリー行き
チャアム行き
ナコンチャイシー行き
ナコンパトム行き
フアヒン行き
プラジュアップキリカン行き
ペッチャブリー行き
メークローン行き
ラチャブリー行き
ちなみにサーイ・タイ・ピンクラオの場所はここです。BTSでは行けません。バスでは28、35、183、511、556番で行けます。なお、ガイドブックなどによく出てくる新南バスターミナル(サーイ・タイ・マイ สายใต้ ใหม่)ではなく、旧南バスターミナル(サーイ・タイ・ガオ สายใต้ เก่าまたはサーイ・タイ・ピンクラオ สายใต้ ปิ่นเกล้า)ですので注意してください。
冒頭で「北部&東北部行きはモーチット・マイ(北バスターミナル)~」なんてことを言いましたが、パタヤー行きがモーチット・マイにもあるなど、厳密に分けてはいないようです。
また、今回の乗り場移転では戦勝記念塔が注目されていますが、ウォンウィエン・ヤイやラチャダムヌン・グラーン通り発着便も同じように移転されているようです。
単に乗り場を移転させただけなので、各バスターミナルでの乗り場が少しごっちゃになっていたりもするようです。たとえば、同じモーチット・マイの発着所の中でもパタヤー行きの乗り場が5カ所くらいバラバラの場所にあって、利用者としてはやや混乱しそうなので、今後はこれを整理していくことも考えられそうです。
なお、今回の乗り場移転に関する詳細情報(タイ語のみ)はこちらからダウンロード可能です。
戦勝記念塔の近くに住んでいる者としては、気軽に他県に行けるロット・トゥー乗り場がだいぶ遠くなってしまったのはとても残念ですが、これで渋滞が改善されるならうれしいところです。渋滞は毎日の問題ですもんね。(F)
年末にアムパワーに行こうと思っておりました。
戦勝記念塔に行くつもりでしたので、こちらの記事を読んで助かりました。ありがとうございます。
アムパワーに行くには北バスターミナルから発着ですよね。
とても不便になりましたね。
今まであった南ターミナルのロットウーまだ残っているのでしょうか?
それともこちらも全部、北に移動したのでしょうか?
>ひまわりさん
アムパワーは旧南バスターミナル(サーイ・タイ・ガオ สายใต้ เก่าまたはサーイ・タイ・ピンクラオ สายใต้ ปิ่นเกล้า) から発着ですのでご注意ください。
これまで各バスターミナルから発着していたロット・トゥーについてはそのまま残っています。
サムッサコーン、マハチャイのまだ10kmほど先に用事がある私はメークロン行きに乗って途中下車していたのですが、今回の変更で使えなくなりました。ピンクラオに行くのに時間がかかりすぎる!んで調べてみるとマハチャイ行きはアヌサワリーに残っていたんです。とりあえずマハチャイまで行ってからソンテウかタクシーで行くことにしました。メークロン市場に観光に行く方も、マハチャイ経由が便利かもしれませんね。
フカヒン行きのロットゥーの移転先を調べていて、こちらにたどり着きました。記事ではフカヒン行きが北パスターミナルと南バスターミナルの両方に記載されいるのですが、二つに分かれたということですか?
>つじやんさん
情報ありがとうございます! 公式の情報でも全部の行き先が網羅されているわけではないようなので、こういう情報は助かります。
>けろさん
記事にあるとおり、フアヒン行きは両方から発車しています。
素晴らしい記事を有難うございます。
ロットゥーは利用頻度が高いので大変有難い情報です。
昔は「ドンムアン着→全ての旅の起点はアヌサワリーチャーイ」と思っていたのでちょっと寂しいですね。
>いにしえのバックパッカーさん
コメントありがとうございます。
今年は新年早々ロット・トゥーとトラックが正面衝突して25人が亡くなる交通事故が起こってしまったため、
このところのニュース番組では「ロット・トゥーの危険性」について詳しくやっている所が多いようです。
今年はロット・トゥーのあり方がさらに見直されることになるかもしれません。
来月バンコクへ旅行に行く予定です。こちらの記事を発見して本当に助かっています。ありがとうございます。
アンパワー行きは南バスターミナルになったのですね…ということは、メークロン市場行きロットゥーも南バスターミナルになったのですかねぇ…?
>アジアさん
アムパワー行きもメークローン行きも旧南バスターミナル(サーイ・タイ・ガオ)になります。
乗り場は狭い所に集中しているので、行けばすぐにわかりますよ。
ソンクラーン時にアムパワーの水上マーケットに行ってホタルのポートツアーに参加を考えてますがバンコクに無事戻ってくる便はあるのでしょうか?そもそもソンクラーン中は中止でしょうか?
>หมูสับさん
アムパワー発バンコク行きのロット・トゥーは何社かありますが、平日は18時頃、週末は19~20時頃が最終のようです。
一方、ホタルツアーが終わるのは20時前後ですので、ロット・トゥーでは間に合いません。
日帰りで行くなら
パンダバス https://www.pandabus.com/bkk/opss/tourdetail/BKK_R/
ウェンディーツアー http://thailand.wendytour.com/tour/287_B32.html
などが主催している定期観光バスで行くのがおすすめです。
ソンクラーン中はむしろタイ人の国内旅行需要が高まる時期ですし、ホタルの見頃(4月~10月)に入った所なので、たぶんボートも出ていると思います。実際のところは、上記の旅行代理店にお尋ねいただけると助かります。
アムパワーからの帰りのロットゥーは21時発があった、というブログエントリーがありました。
http://taarek.com/article/178644991.html
これならホタルツアーの帰りにロットゥーに乗ることも可能かとおもいますので、ぜひ調べてみてください。
2017年12月末にバンコクに行きます。メークローン市場へロットゥーで行こうと思います。メークローン市場への直通ロットゥーが廃止されマハチャイで乗り換え、と別のサイトで見たのですが、本当ですか?