虚構新聞(http://kyoko-np.net)について
虚構新聞社・社主UK氏が2004年に開設した「ありそうでなさそうで、でもやっぱりあるのかもしれないけど、まさかそんなことはないだろう」といった記事を掲載する嘘ニュースサイト。当「バンコク版」でも内容はすべてフィクションであり、現実の人物・事件・団体とは一切関係ありません。これは創作により書かれており、本当のことではありません。
人気のカイ・ダーオ・テー
これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。これは嘘ニュースです。
パトゥムワン区のレストランが新しく朝食メニューに加えた「カイ・ダーオ・テー(本物の目玉焼き)」が、今都内で話題になっている。名前どおりの「本物」に「どうして今までだれも作らなかったのか」という驚きの声も聞かれる。
カイ・ダーオ・テーを提供しているのはレストラン「バンドゥ=エージ」。同店はカイ・ジアオ(オムレツ)、カイ・トム(ゆで卵)、カイ・ケム(塩漬け卵)など200種類以上のメニューを揃える都内有数の卵料理専門店としても知られる。
6月からの新メニュー、カイ・ダーオ・テーは、「カイ(卵)」+「ダーオ(星)」という名前のとおり、星の型をした目玉焼きだ。卵料理歴48年の料理長バンドゥさんがこの料理を思いついたのは、3年前に和食の「目玉焼き」を知ったことがきっかけ。珍味の一種だと思い込んでインターネットで調べたところ、眼球とは似ても似つかないカイ・ダーオ・タマダー(普通のカイ・ダーオ)だったことに憤慨した。
「でもよく考えると、我が国でもカイ・ダーオは星型じゃないな」
そのことに気付いたバンドゥさんは、星型目玉焼きの研究を開始。当初は星型の卵を産む鶏を求めて国内全土を尋ね歩いたが、そんな鶏は1羽も見つからなかったため、結局普通の卵を星型の枠に流し込んで作る方向に落ち着いた。
カイ・ダーオ・テーを求め、店には連日早朝から多くの客が訪れている。あるグルメ情報誌は「どうして今までだれも星型のカイ・ダーオを作らなかったのか」「ありそうでなかった」とそのコロンブスの卵的発想を称賛。味についてはカイ・ダーオ・タマダーと評している。
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