先月、小5の息子の学校で、1泊2日の校外学習があった。で、行く数日前に40ページくらいの日程や持ち物など細かく書かれた冊子を渡されて、そこから「クイズを出して」と。なんでも、小テストがあるのだとか。
「じゃあ、泊まる部屋は何号室?」と聞くと、「203号室!」と即答。「3組の靴箱の番号は?」「81から120番」「入浴後の飲み物は?」「オレンジ」。
ひえ~~~。
後日、返されたテストを見ると、班長向けの検定テストだったらしく、「ウォークラリーで報告すること」「キャンプファイヤーの集合時間」「夜食の時に食堂に置いてくるもの(答えは水筒)」などの問題が。細かすぎ。
細かいといえば、去年、娘の修学旅行時は、事前に3食分のメニューと素材、調味料、添加物がぎっしりと書かれたA4の紙3枚を渡されて、アレルギーチェックの提出をした。生死にかかわるとはいえ、ここまで細かくするようになったのか、とびっくり。
タイの遠足は、バスの座席表も決めないし、朝学校に行ってバスが来て、「みんな乗った? じゃあ行きましょう~」というノリと聞いて、日本って、どこまで細かいんだ、とつくづく実感。
ところで先日、アメリカの会員制スポーツクラブで、息子がやっているフラッグフットボールの独立記念日イベント試合があった。毎年恒例で、グラウンド脇にハンバーガーやホットドックなどの屋台が並び、みんな楽しみにしている。
で、現地に向かっている途中、一足先についたチームメイトママから、「ハンバーガーは、去年より安くなったが、パンも小さくなった」とのライン。「売り切れるかも」とのことだったので、到着早々息子が買うと、確かに小さくなって、付け合わせのポテトも少ない。
が、しばらくして後から買ったチームメイトは、パンも大きくなって、しかもゴマ付きに変わっている! これ、絶対、途中でパンを買い足しにいったよね!?
「さっきは、ポテトないけど、いいですかって言ってたし、日本だったら、ありえない」というママ友に、「タイに住んでいたから、これぐらい慣れてるよ」と私。「売っている人、日本人だったのに」「インターの教育受けてるんじゃない?」と変に納得。
逆に、ここまで細かい日本人のほうが、世界基準ではありえないのかも!?
下関崇子/ムエタイ修行のために来タイした元プロキックボクサー。タイ人トレーナー、ヨード氏と結婚し一男一女の母に。2006年6月、6年間のタイ生活に終止符をうち一家で日本へ。草の根の日タイ交流、続行中!