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カチカチの体を抱えてウン十年。「しなやかな女性になりたい!」とダコ編集Mがおじゃましたのが「Meditation Breathing Yoga」。ヨガにはたくさんの流派があるが、ここでは屋号のとおり、「瞑想」と「呼吸」を大切にしている。果たして、編集Mの体はどのように変わるのか!?
報告者:編集M(体の硬さが心の傷)
《ずばり実感報告》 心も体も即効デトックス!でも柔軟性は今後の努力かな
腰のひねりが足りないが、人と比べてはいけない
硬い体とオサラバしたくて
小学生の頃、避難訓練が嫌いだった。なにを唐突にと思うかもしれないが、私はとても体が硬いのだ。まず、普通にかかとを地面に着けてしゃがめない。無理に着けようとすると後ろにコロンと尻もちをついてしまう。だから、避難訓練で校庭に出て、しゃがんで消火を待つ、あの時間が嫌で嫌で……。みんなじっと座っているのに、私はバランスがとれず一人フラフラ。よく友達に押されて転がされていた。
そんな心のキズからウン十数年。それでも、やはりどこかで「柔軟性のある体」への憧れは捨てきれずにいた。だって、キレイな人はみんな体がしなやかじゃないか! ! ここはひとつ、過去の自分と向き合い、努力するしかない。
そう思い立って、門を叩いたのは「Meditation Breathing Yoga」。しかし、日程の関係でいきなり中級者クラスに参加することになってしまった。……大丈夫なのか、できるのか、自分! !
良い「気」の流れる空間で精神統一
会場はとあるコンドミニアムの一室。大きな窓からはサンサンと日差しが入り、フワッと心地よい風が通り抜ける。不安げにしていると、「自分のペースで大丈夫ですからね」と日本人インストラクターのネネ先生がやさしく声をかけてくれた。
レッスンはまず、足の指を一本ずつ手でほぐすことからスタート。血行がよくなるのか、これだけでじんわり温かくなってくる。その後、座禅を組んで瞑想の時間。が、足が痛くてまったく集中できない。はやくもピンチだ。「自分のペースで」という言葉を思い出し、こっそり脚を崩しあぐらで座った。気を取り直して集中、集中。
ボワ~ン。突如、不思議な音に包まれた。見ると先生の手には金の鉢。これはチベット仏教で使われる「シンギングボウル」というものらしい。音が部屋中にワンワンワーンと広がって、心地よいような目が回るような、なんとも言えない気分になってくる。
瞑想を終え、ゆったりとした呼吸へと意識は向かう。手で片方の鼻をふさぎ、片鼻ずつ呼吸を行う。右は交感神経、左は副交感神経を司り、この呼吸で双方のバランスを整える効果があるのだとか。体をリラックス状態にするためには、呼吸は左鼻からはじめて左右交互に行い、左鼻で終わるようにする。
身をもって知る、呼吸の奥深さ
お次はストレッチ。前屈、開脚など、苦手種目のオンパレード。か、体が痛い……ともがいていると、「人と比べてはいけません。深く呼吸をして」との声。ハッとした。コンプレックスのあまり、自分の動ける範囲を超えてがんばってしまい息が止まっていた。再度呼吸に意識を向けると、痛みが和らいできた……ような気がする。
徐々にヨガの動作に入っていく。太陽礼拝という基本動作なのだが、上に伸びたり、前屈したり、うつぶせになったり、まぁ忙しい。呼吸も、のどの奥を鳴らす「ウジャイ呼吸」という方式に変わる。これは体の中に熱を溜め込み、エネルギーを充満させる呼吸法。本当に、体の中からカーッと熱くなってきて、汗が止まらない。呼吸ってなんて奥が深いんだろうか!
デトックス効果の高い「新月のヨガ」
その後、いくつかのポーズを終え、最後は手脚を投げ出して寝ころぶ「屍のポーズ」。この頃には、周りにいる人は気にならず、本当に頭が空っぽの状態になっていたのだった。
レッスンを終えると、体はじんわりと熱く、なにより頭がすごくスッキリ! なんでも前向きに考えられそうな気分になっている。まさに心のデトックスだ。ちょうど、このレッスンの前日は新月だったのだが、「月とヨガは密接な関係があって、新月のときは特にデトックス効果が高いんですよ」とネネ先生。この汗、この爽快感、確かに納得!
このレッスンを続けていけば、体は確実にしなやかになっていくだろう。でも一回目で、体が硬い自分を愛せる心の余裕が芽生えてしまったんだなぁ。いや、ヨガ続けますけどね!
Meditation Breathing Yoga
開催場所:プロンポン駅前、SUSTAINA Organic Restaurant 4階ホール
時間:水土他。時間は随時調整につき、まずはお問い合わせを。
問い合わせ先:
– Mailアドレス:yogakokorokoko@gmail.com
-(スマホの方はこちらを検索→)LINE:@yogabkk
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