ちょっトリップ

都会の真ん中でノスタルジア バンコク・プラネタリウム《レジャーその134》

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今年の1月にリニュアルオープンしたエカマイにある「バンコク・プラネタリウム」。愛娘と二人でさっそく出かけてくれたもみこさんでしたが、ジェネレーション・ギャップなど、現地ではいろいろとあったみたいです(笑)。

 

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【旅して書く係】もみこ/昭和が分かる大人です。

 

テクノロジーとノスタルジーを求めて
行ってみれば長蛇の列!

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「バンコク・プラネタリウムがリニューアルオープン」のニュースを見て、脳裏に浮かんだのは昔渋谷にあった東急文化会館の「五島プラネタリウム」。銀座線が速度を緩めて地上に出ると目に飛び込んできたあのドーム。2003年に解体された五島プラネタリウムへのオマージュも兼ねて、出掛けてまいりました。

同伴予定の娘と事前にネットで調べると、バンコク・プラネタリウムは科学技術館、水族館、自然科学館が併設された「科学教育センター(National Science Center forEducation)」という総合学習センターの中にあり、設立はなんと1970年代。何十年も前から、バンコク都内近郊にある小学校の定番社会科見学先なのだそう。どおりで、HPからは渋谷というより上野感が漂うわけです。

 

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娘はテクノロジー、私はノスタルジーへの期待を胸に、出掛けたのは数十年振りの寒波がバンコクを直撃した日曜日。汗ひとつかかず、快適にエカマイ駅から歩くこと5分。こんな場所にこんなところがあったのかとスクムビット通り側のゲートを潜ると、あら、人がいっぱい。チケット売り場には長蛇の列。タイ語アナウンスをよくよく聞けば、この日のプラネタリウムはすでに満席だと。あっさり踵を返す娘に、せっかくだからほかの施設を見てみようと、科学技術館へ向かいました。

 

プラネタリウムは次回におあずけ
ほかの施設を見てみたが……

「人類誕生の秘密」「私たちの生活を支える石油」「乗り物徹底解剖」「恐竜の世界」「人体の不思議」など、子供のころ学研の雑誌で読んだようなテーマがそれぞれブースになっており、タイ語と英語表記の説明パネルとともに模型や張りぼて……、もといオブジェが展示されています。

中にはボタンを押すと物が動く、音がするものもありますが、故障中のものも多く娘は苦笑い。私はあまりのシュールさに含み笑い。気を取り直して入った水族館は入口から出口が見えるコンパクトさで、早々におしゃれな一軒家レストランへとランチに向かったのは言うまでもありません。

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10代の私にタイムスリップ!
これは期待できそう

その翌週、かつて昭和の子供だった大人を誘って、平日にプラネタリウムへ出直し訪問。週末ほどの混雑はなく、小学生の団体と、学生ではなさそうなグループがちらほら。無事プラネタリウムのチケットを手に入れ、上演時間までぶらぶらすることに。売店で買ったコーヒー片手にプラスチックなお土産屋さんを冷やかし、敷地内にあるプロペラ機に歓喜し、赤と青のガラス窓を覗く元祖3Dの航空写真に感動。前回とは異なる期待に胸が高鳴りました。

約9500万Bを掛けて改装されたプラネタリウムに入ると、ドームの中央に置かれたアメリカ製4K投影機から、地球や星空の映像がイントロダクションのごとくスクリーンに映し出され、なんともロマンティック。学生時代、教育ビデオを見るのに講堂に集まり、パチっと消灯されたときに感じた胸騒ぎと、全員がスクリーンに集中するときの静寂が蘇り、携帯の電源を切って10代の頃にタイムスリップ!

 

天体ショーとオーロラショーは
予想以上に楽しめました

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全体の構成は2部に分かれており、前半は生解説付きの天文ショー、後半はダイナミックなオーロラショー。まあまあタイ語に自信がある私ですが、正直説明はちんぷんかんぷん。それでも久しぶりに見る北斗七星、オリオン座に水金地火木土天海冥(注1)、温度が高い星ほど青く見えることを思い出したり、スクリーンを眺めているだけでも十分に楽しめます。

 

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オーロラに関しては、タイ人の憧憬がやや濃い感じもしましたが、都会暮らしでしばらく見上げていなかった夜空やその奥へと宇宙飛行をしている気分になれます。あの頃の未来に~♪ とタイムリーな歌を呟きながら帰りましたとさ。

※注1:2006年8月に惑星の定義が改訂され、冥王星は惑星ではなくなり海王星の外側にある太陽系外縁天体の代表となりました。

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見どころ

バンコク・プラネタリウム
場所:Science Center for Education, 928 Sukhumvit Rd.
電話:0-2391-0544、0-2392-0508
時間:平日:11時/14時、週末:11時/13時/14時/15時 月休
※団体事前予約で火曜の10時に英語上映が可能。Science Center for Educationは9時〜16時。
料金:大人30B、子供20B
Web:www.sciplanet.org

bangkok planetarium

 

お食事処

Mother May I
場所:26 / 2 Soi 59, Sukhumvit Rd.,
電話:09-7990-5990
料金:チキンウィング115B、シェフヌムオリジナル玉子焼き120B、パッタイ165B、マッサマンカレー220B、モカミルクフラッペ、ピーチヨーグルトフラッペ各135B
Web:www.facebook.com/mothermayikitchen

Mother May I Kitchen

 

タイムスケジュール

09:30 自宅出発
10:00 到着、プラネタリウムのチケットを購入して敷地内を散策
11:00 プラネタリウム鑑賞
12:00 科学博物館や水族館見学
13:00 ランチ
15:00 帰宅

 

評価

勉強になりました度 ★★★☆☆
昭和の子供が喜ぶ度 ★★★★★
平成の子供が喜ぶ度 ★☆☆☆☆
再訪希望度 ★★★☆☆

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