王女が海外に帯同した名店
陳再裕酒家
パッタカーン・タンジャイユー
フー・チャラーム・ペーン・トゥン・ヤー・ジーン
(フカヒレスープ)
具にカニ肉や椎茸を入れる店も多いが、ここではシンプルにフカヒレだけが入っている。フカヒレそのものは小さいけれど型崩れしておらず、食感がいい。澄んだスープはしょうゆ味のような、上品であっさりとした口当たりだ
カー・ハーン・オップ・モー・ディン
(ガチョウの足の煮込み)
見た目にもインパクトのある煮込み料理。ガチョウの足は一度軽く揚げた後に漢方のスープで2時間半かけてじっくりと煮込む。足の皮の肉はぷるぷるの食感でコラーゲンもたっぷり摂れそう
オースワン(牡蠣の卵とじ焼き)
ゴロゴロと入っている大ぶりの牡蠣がとにかくジューシーで、まさに「海のミルク」のうまみを堪能できる一品。でんぷん粉の食感がもっちりしている上、味もこってりしていて、食べがいがある
創業は今から60年以上も前。かなりの老舗だが、中華街には同じくらいかそれ以上の歴史を誇る店があちこちにある。内観も周りにあるほかのタイ&潮州料理食堂とさほど変わらないこの店が王室御用達になったのは、今から13年前のこと。
シリントーン王女が2002年7月19日にラマ5世士官学校の修学旅行を主催した際の食事会にこの店を利用したのが始まりだった。お店は王女のために専用の食器を用意し、10品目の料理を献上したところ、大変お気に召されたそう。
翌2003年11月に王女がカンボジアに大学の開校記念のために訪れた際も店のシェフやスタッフを帯同し、現地で中華テーブル50脚の宴席を設けたほどのお気に入りだとか。
シリントーン王女のほかには王女の従姉妹に当たるソムサワリー王女やシーラット元皇太子妃も愛用されており、それぞれが来店された時のための食器が店内の棚に飾られている。
店内には丸テーブルが所狭しと並び、どこにでもある中華系の食堂といった雰囲気
リー=ウサニー・タンジャイユーさん
(3代目オーナー)
後ろの棚に王族の写真と、各王族が来店した際に使うための特注の食器がしまってある
陳再裕酒家
パッタカーン・タンジャイユー
ภัตตาคารตั้งใจอยู่
85-89 Yaowa Phanit Rd.
11時〜14時、17時〜22時 無休
0-2224-2167、0-2224-2172
オースワン200B、カー・ハーン・オップ・モー・ディン360B(足1本90B)、フー・チャラーム・ペーン・トゥン・ヤー・ジーン400B