本物カルボナーラ
日本村の近くに店を構える「TAPER」。一見するとおしゃれな西洋料理店だが、メニューを見るとどこか違うことに気づく。「ワギュー」「スモー」といった日本語が並んでいるのだ。
2年間アメリカで料理の勉強をしたシェフのトゥンさんは、洋食の中にアジアンテイストを織り交ぜた料理を提供している。
カジュアルで明るい内装の店内
まずは「世界のお粥」を試食。玄米をベースにしたお粥は、口当たりが濃厚。落とし卵を混ぜると味により深みが増す。西洋のマッシュルームと厚切りベーコン、東洋の醤油と揚げしょうがの融合。名前どおりの逸品だ。
こってりしたポタージュのような世界のお粥
「ダック&ワッフル」は1度で2度どころか3度も楽しめる料理。トムヤムに使うハーブに付け込んだアヒルのモモ肉は表面がパリッと焼かれている。ワッフルは、アヒルの油やハーブを混ぜたマヨネーズソースとはちみつバターの2種のソースでいただいた。
最後の「本物カルボナーラ」はクリームを使わず、自家製の生フェットチーネを卵黄だけで仕上げたこだわりよう。本場イタリアのカルボナーラを徹底的に再現している。やわらかいパスタの上にカリカリに焼いたベーコンが乗っていて、異なる感触が楽しめる。シェフの好みでネギが入っているのもポイントだ。
こだわりが随所に見られる品々。タイ料理が苦手でもタイ気分を味わいたい人にぴったりの素敵なレストランだった。
TAPER
時間:9時~16時 無休
場所:44/11 Soi Akapat, Sukhumvit 55 Rd.
電話:09-9929-5464
Web:www.taperbkk.com
料金:世界のお粥330B、ダック&ワッフル390B、本物カルボナーラ270B