「ソイ・ナナ」というと、スクムビットのネオンきらめく歓楽街が思い浮かぶが、最近は別の「ソイ・ナナ」がタイの若者や欧米人の注目を集めている。
もう一つのソイ・ナナがあるのは中華街。7月22日ロータリーの南側にある小さな裏路地だ。ここに、1年前からおしゃれなバーやギャラリーなどが次々とオープン、ちょっとしたサブカル系コミュニティができ上がった。今回訪れたのは、ブームのきっかけを作ったスペイン・バーだ。
オープンしてまだ1年だが、使い込まれた木の椅子やテーブル、店頭のショーケースには古い薬瓶が並び、ゆったりとした空気が流れている。店の前の路上にも席があって、トゥクトゥクや車がバンバン通る脇に座って飲めば旅情満点だろう。
ここはスペイン人のオーナーがタイ人の奥さんと開いたタパス・バー。料理は簡単なおつまみとスパゲティ、ピザ数種類しかないが、オーナー氏がスペインから運んできた生ハムやトリュフを使った本格派だ。しかも、100B台のものが多い。
左)Tosta 右)Patata Bravas
「Tosta」はトーストにキノコとトリュフをのせたもの。カリッと焼けたトーストにクリームソースが良く合う。「Patata Bravas」はざく切りのポテトフライ。薄いコロモはサクサク、中はホクホクでビールとの相性は抜群! さらに自家製の2種類のソースが付くため、味の変化も楽しめる。
中華街で夕食後に一杯行きたい時に。
El chiringuito
時間:木~土 18時~24時、日曜 18時~23時 月~水休※
場所:221 Soi Nana, Rama 4 Rd.
電話:08-6340-4791
Web:www.facebook.com/elchiringuitobangkok
料金:Tosta(キノコとトリュフのせトースト)120B、Patata Bravas(ポテトフライ)120B、Pincho Tortilla(スペイン風オムレツ)90B、Croquetas(クリームコロッケ)120B
※取材時より営業時間が変更になりました。