会場となったチャーン島
8月1日、カンボジア国境近くのトラート県チャーン島でタイ初となる新企画「ニュー・ハーフマラソン大会」が開かれた。
「ゾウ島」を意味するチャーン島は、プーケットに次ぐ国内で2番目に大きな島。もともとダイビングスポットとして知られてきた同島だが、昨今のマラソンブームにあやかり、今年からマラソン大会も開催する運びとなった。
雨季によるあいにくの雨模様にもかかわらず、この日は国内外から集まった210人のアマチュアランナーが参加。開会式には隣国カンボジアからタレントの猫ひろしさんも駆けつけ「ポーツマス、ポーツマス」と得意のギャグを披露するものの、日本語が通じなかったため、特に笑いは起こらなかった。
コースは島を1周する42.195キロ。スタートの合図とともに、参加者たちは一斉に駆け出していった。また5キロごとの給水ポイントでは、スポンサーのタイ・ビバレッジ社提供の「ビア・チャーン」が用意されたこともあり、マラソンそっちのけのリタイア者も続出した。
優勝したのはマハーサーラカーム県出身のタンヤーラットさん(21)。記録は3時間48分57秒と初めての大会としてはまずまずの成績を収めた。
勝因についてタンヤーラットさんは「今日の参加者全員が同じように感じていると思うが、股間のものがなくなって走りやすくなったからかも」とコメントした。
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