1分弱ごとに上のバケツがひっくり返る子供用プール「パイレーツ」
髙田パパ出動シリーズ。今回は、フアヒンの手前にあるギリシャのサントリーニ島をイメージしたテーマーパーク「サントリーニ・パーク」の関連施設となるプールへ。家族でひとっ走りしてきたようです。
パパママ必見! 次はあなたが家族とみずみずしい時間がすごせますように。
【旅して書く係】髙田胤臣: 記事によっていろんな視点を使い分ける。こちらは完全に父目線。
外観、地味め。園内、豪快!
タイの大手衛星ケーブルテレビ 、トゥルー・ビジョンの番組表を何気なく眺めていたら、スライダーが充実しているプールの広告を発見した。
おっこれは! さっそく、夏休みの今がチャンスと行ってきた。
そこはバンコクから約170km離れたサントリーニ・ウォーターファンタジー。
ほぼフアヒンエリア、チャアムのビーチ辺りで、正直、近くはなかった。ホームページや広告では華やかな雰囲気があったが、意外に小さく地味っぽい……。
しかし、恐る恐る施設に入ってみて、心配はまったくの杞憂で、テンションが上がった。
小学生以上のやんちゃっ子向け
プールの種類は流れるプール、波のプール、子供用のプールがあり、9つのスライダーが揃っている。
子供から大人まで楽しめるところが魅力だ。
ただ、スライダーは身長制限があって、130cm以下の子供が遊べるものがない。ちょっと過激なスライダーだと140cm以上だし、浮き輪自体が大きめで細めの子供は座れない。
娘ねねも大きくなったとはいえ実は130cmに届いていない。最初は制限を知らず、ふたり乗りの浮き輪スライダーに挑戦しようとしたが、係員に「これ、1回だけですよ」と念を押された。
しかも「お父さんも重いからだめ」と言われる始末。体重制限も結構厳しい。
つまり、小さい子供と太った親には遊び場が制限される。
娘、ビーナス!父、マジックホール!親子大興奮の2大スライダー
ヘルメット着用義務があるスライダーがいくつかあった(左) 浮き輪に座って滑るチューブ型スライダー(右)
ねねがハマったのは「ビーナス・フリー・フライ」という、ボードに乗って滑り降りるスライダーだった。
これも本当は130cm以上だが、特に怒られることもなく何回も滑ることができた。薄暗いチューブの中をハイスピードで滑り降り、途中からオープンエアを直滑降となる。
ねねには滑れないが、父にはどうしてもやりたかったスライダーがあった。
「マジックホール」という、最後にすり鉢の中をぐるぐると回り、落ちていくというもの。ヘルメット着用義務もある過激なスライダーだ。
体重制限も120kgまでなので父も問題なし。
青と白のすり鉢状になった「マジックホール」(左) 身長制限&体重制限で親子共々遊べなかった「キングコブラ」(右)
そして、いざ滑り降りる。
あとで妻に聞いた話では半透明のチューブを滑り降りる父の速さは半端なかったそうだ。
すり鉢部分ではGがかかって顔を上げられなくなった上に、ハイスピードゆえにその日だれも到達できない高さにまで行ってしまい、乾いた部分で火傷をしてしまった。
感動さめやらぬ娘、思い出レジャー!
2歳半の息子が遊べるのは子供用プールしかない。
波のプールは波高がしょぼすぎて話にならないとはいえ、水深が多少ある。
流れるプールは抱っこしていけば問題ないが、親が疲れる。
となると、子供用プールのみ。まあ、無料なので文句は言えないか……。
小さな滑り台や、どどどーんとバケツがひっくり返って水が降ってくるアスレチック「パイレーツ」などがあり、ずいぶんと楽しそうだった。
係員も随所にいて、ちょっとでもルール違反をすると笛を鳴らす。
この日は高校生くらいの団体客が多く、方々で笛の音が聞こえた。お父さんとしてはやっぱり大学生くらいのカップルが微笑ましいというかうらやましいというか。
帰りの渋滞を恐れて、早めに切り上げて帰った。
車が出発して10分くらいは感動さめやらぬ雰囲気でねねは喋っていたが、すぐに眠りについた。
タイムテーブル
07:30 自宅出発 近所のクイティアオ食堂で朝食
08:15 ガソリン補給後に出発
10:00 現地到着
10:20 プールに飛び込む!
12:30 レストランで昼食
15:30 プールから出て、向かいのテーマパークの方に
16:15 バンコクへ向け出発
18:00 自宅到着
見どころ
Santorini Water Fantasy
場所 555 Moo3, Khaoyai, Cha-am, Phetchburi
時間 土日祝:10時~20時、月~金:10時~18時
料金 大人900B、大人(タイ居住者)700B、90~130cmの子供と55歳以上(タイ居住者)各400B
※身長90cm未満は無料、タイ居住者以外の55歳以上500B
※トゥルー・ビジョンの番組表の広告チケット持参で大人+子どもで900B
駐車場:無料
HP www.santoriniwaterfantasy.com
行き方
バンコクから35号線に入り、アムパワーを過ぎて4号線に入る。あとは約67km、ひたすらフアヒン方面に南下。通り沿いに「サントリーニ・パーク」の観覧車が見えるので少し先をUターンし、左に位置するサントリーニ・ウォーター・ファンタジーに向かう。
備考
●ロッカーは200B(内100Bは保証金)、平日1500Bでエアコン付きの部屋も借りられる。
●入り口売店には水着も販売されているので、手ぶらで行ける。
●ライフジャケットは無料貸出。
●向かいのサントリーニ・パークは、プール正門で再入場スタンプを押してもらえば無料で入れる。
食事処
施設内にタイ料理(ぶっかけご飯)やハンバーガー、コーヒーショップ、クレープショップなどが充実。ビールもある。
評価
●バンコクからのアクセス度 ★☆☆☆☆
●プールの清潔度 ★★★★★
●施設の充実度 ★★★★☆
●コストパフォーマンス度 ★★★★☆
●外国人でも安心度 ★★★★★