ヨガっていろんな種類があるんですね。こちらの情報を入手して写真を見たとき、「イリュージョン? ショー?」と首をひねってしまいました。さて、どんなヨガだったのでしょうか。
報告者:さのりこ (ヨガに憧れる歴4年)
ずばり実感報告: I’m flying!!
ピラティスから生まれたヨガ・フライ
ロンドンでダンサーとして活躍していた創立者のパトリシアさんが、ひざの故障のリハビリ用に始めたのが、ヨガや太極拳を取り入れたエクササイズ「ピラティス」でした。
ダンサー引退後はダンス教室の先生をしながらピラティスを学び続け、講師の資格を取得します。1999年にバンコクへ移住し、JWマリオットでのインストラクターを経て2003年、初となる自身のスタジオをスクムビットにオープンしました。
今ではよく知られているピラティスも当時は認知度が低く、ケガなどのリハビリに利用されているだけでした。
それから7年後の2010年、「もっと楽しく、もっと美しく」というパトリシアさんの想いのもと、独自考案のヨガ・フライが誕生しました。今では多くの人が学び、全世界に200人以上の資格取得者がいます。
絶妙なバランス感と一体感のハンモック
スタジオに入るとまず目に入るのが、天井からぶら下がっている大きなハンモック。
素材はとても柔らかく、手にさらっとなじみます。どうやらこれが、こちらのヨガのメインアイテムとなり、私の身体を支えてくれるようです。
一体どんな感じになるのか。緊張半分、期待半分、ドキドキします。
さて、まずは簡単な動きからスタート。全体重をハンモックに預けながら身体を倒していきます。
ストレッチを入れながらバランスをとって……、
うん、この動きは私の知っている一般的なヨガに似ているかな?
慣れてくると徐々にアクロバットな動きへと進んでいきます。
終盤はハンモックを絡めながら身体を反転させて、なんと逆さまに! 逆上がりすら苦手な私にはちょっと怖かったですが、柔らかいハンモックでしっかりと身体が支えられているので安定していました。
各動作の間にはパトリシアさんの「スマーイル♪」や「もっと指先まで伸ばして~」などの細やかな指示が入り、まるでハンモックとダンスしているような気分です。
身体的運動×精神的快楽=質の高い身体づくり
先生によると、ヨガフライは続けることで身体の内部の筋肉が鍛えられ、姿勢矯正や腰痛改善の効果があるそうです。
またいろいろな型を習得する達成感や、アクロバットな動きによる愉しみが精神面にも良い効果をもたらすとか。
なるほど、確かにヨガフライをやっている間、ずっとハラハラ・ドキドキ・ワクワクしていました。
ただし、わりと激しく身体を上下回転させたりするので、血圧が高い方などは様子を見ながら少しずつ運動することをお勧めします。
クラスは最大12名という徹底した少人数制レッスン。
これにはパトリシアさんの「質を大事にしたい」という意向が反映されています。
なお、こちらのスタジオにはファイさんという日本語が話せる心強い女性インストラクターが在籍しているので、ご予約やお問い合わせの際にはぜひ彼女のスケジュールをご確認ください。
フライヨガのおかげで久しぶりに楽しい時間を過ごすことができました。皆さんも一度飛んでみませんか!?
ひとことまとめデータ
スタッフの対応/明るくハキハキ、元気いっぱいです
運動前の気持ち/フライヨガって何だろう。身体硬くても大丈夫かな
運動中の気持ち/どれも初めて行う体勢でエキサイティング!
運動後の気持ち/全身の筋肉に心地よい痛みが。しっかり鍛えられてます
Pilates Station
場所 593/2 Sukhumvit Rd.(2月よりJasmine City, Soi 23, Sukhumvit Rd.に移転)
電話 0-2662-3341
時間 月~土:9時~20時、土日:9時~18時
料金 ビジター1時間700B、30時間コース1万1900B
Email reservation.pilatesstation@gmail.com