編集部のタイ人経理部長「ブン」がタイに住む日本人の悩みを快刀乱麻で解決する!
読者からのご相談
(前略)スポーツ関連の事業でタイの会社に共同経営ということで招聘されて雇用されているのですが、まわりの役員はすべて家族で占められており、経営にキレがなくプロモーションなども1回やったっきりでみんな満足して持続しません。
経営は赤字のはずです。タイ側のオーナーさんは日本語も理解して話し合うことはできるのですが、私はヒマ。給料は据え置きで、事業意欲のある私は飼い殺しの状態です。
お世話になったオーナーさんとの友好関係を保つために今の会社に籍をおきつつ(とにかく私にはいてほしいようです)、ほかの会社に勤めたり、自分で会社を興すことは可能なものでしょうか? (浩二)
ブンからの回答
可能です。労働許可証は勤務先を明記する就労ビザ申請とリンクしているので、複数の会社から月給を得ることはできないと思っていましたが、ビザ代行会社に聞いてみたら、あら?可能なんです。
今のオーナーさんだけでなく、別の会社とも勤務体系や業務内容を十分に話し合うことが重要なのは言うまでもありませんが、合法的に別の会社からも申請して労働許可を得て月給を得ることができます。現在、手にしている労働許可証に別の会社名が加えられるだけです。ビザの期限は、現在の会社と同じ年月日になります。
会社で加入する社会保険ですが、別の会社でも個人の給料から毎月750Bが引かれますが、個人で納める社会保険料の上限が750Bと定められていますので申請すれば戻ってきます。
両社と十分協議をしてお互いが栄える方法として提案してくださいね。
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