「Ad. Makers Bistro」
もともとは「バンコクの青山通り」ことランスアン通りで30年近く営業していた老舗だ。昨年半ばに突然閉店した時は「まさか」とわが目を疑った。マスコミ系タイ人と外国人がこよなく愛したこのお店が、1年の休息を経てルアムルディ・ビレッジ内に復活した、と聞いて足を運んでみた。
新店舗の看板には「ビストロ」と追加されていて、内装も以前の「古臭さがウリのイギリス風パブ」とはがらりと変わった「都会の小じゃれたビストロ」といった感じ。店内の明るさに戸惑う。

新店舗になってもメニュー構成は同じだそうだが、お味のほうは健在なのだろうか? さっそくイチ押しの「カー・ムー・ユーロマン」(ドイツ風豚足揚げ)から試してみよう。肉塊にナイフを差し入れると、自然に肉がほどけていく。この感触からして他店とは違う。パクリ……皮のパリッとした食感の後に脂身と赤身の味。他店のそれに比べると脂が少なめ、それでいてきちんと柔らかいという独特の食感。味付けもあっさり目の塩味。他店だと脂まみれで食べてる間に飽きが来るのだけれど、ここは違う。冷めてもうまかった。
そしてグリーンカレー。ハッキリした味付けでご飯が欲しくなる。老舗の味は健在だった。これでひと安心だ。
ただし、生バンドのない新店舗は常連に不評のようで、さらなる移転も計画中だとか。静かに味わいたい人はお早めに。

11時~23時 無休
20/26 Soi Ruam Rudee, Ploenchit Rd.
0-2650-9807~8
カー・ムー・ユーロマン320B、ソフトシェルクラブのカレー炒め220B、牛肉のグリーンカレー+ローティー180B、沢ガニの唐揚げ140B