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【週末★トリップ】タイとラオスの国境の山「プー・チー・ファー」へ 神の山の頂から眺める 静かな日の出と悠久の時

DACO編集部 DACO編集部

タイ語で「空を指す山」を意味するプー・チー・ファー。その名のとおり、切り立った崖が空に向かって伸びているように見える山だ。11~2月の乾季には雲海が見えることでも有名で多くの観光客でにぎわう。

今回は、そんな喧騒を逃れオフシーズンにご来光を見に出かけた、かと。さんのレポートをお届けしよう。

 

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空を指差すような形の崖が特徴

 

【旅して書く係】かと。
1人旅をこよなく愛する放浪野郎

 

標高1628m、ラオスとの国境プー・チー・ファーへ

バンコクから800キロ北に位置するチェンライ県の山「プー・チー・ファー」を訪れた。スワンナプーム空港から1時間半、チェンライ空港からタクシーを使い2時間半程で行くことができるこの場所は、ベストシーズンの11月から2月までの間、ご来光を見ようと多くの観光客でにぎわう。しかしシーズンオフの今の時期も静かに日の出を見ることができる「裏ベストシーズン」なのだ。

 

町の穏やかな空気

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スワンナプーム空港からチェンライ空港までは定刻通り1時間半で着いた。着陸前の飛行機の窓には一面の田畑が映り、ここがバンコクから遠く離れた土地であることを思わせる。チェンライ空港からタクシーを使い、市内のターミナルまで30分ほど。そこでタクシーを乗り換えプー・チー・ファーまでは約2時間だった。

町は標高1600m、起伏が激しく「ザ・山岳地帯」という感じだった。町についてすぐ、宿探しに出かけた。シーズンオフだったので、すんなりと見つかった。部屋で少し休んだあと、ふいに宿を出た。山岳地帯とはいえ、日中はたまらなく暑い。うだる炎天下、日陰に揺れるハンモック。遠くに聞こえる鳥の声。流れる時間はおそろしいくらいゆったりとしていた。バンコクの歩調に慣れた僕のスニーカーはこの町の時の流れに合わせ、ギアを1つ2つ落としたような気がした。

 

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宿泊した宿。木で造られた宿は山の雰囲気が出て良い感じ! 

 

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宿近くのタイ料理店で食べた空心菜の炒め物。辛いけど安定のおいしさ! 

 

翌朝、山頂から日の出を見るため4時に起床した。まだ暗い宿の外に出ると辺りは静寂で満たされている。ここから山頂まで徒歩で約1時間。宿でバイクをレンタルすれば、30分程で山頂に辿りつけるが、歩いて行ってみようと思った。真っ暗な山道をスマホのライトだけを頼りに進む。40分ほど歩くと広い駐車場に出た。車やバイクで来た人たちはここに駐車し、ここからは舗装されていない道を20分ほど徒歩で進むことになる。

再び歩き出すが、あたりはまだ暗い。空気は澄みきり、空には満点の星と下弦の月が浮かんでいる。場所はタイとラオスの国境地帯。プー・チー・ファーは切り立った崖になっていて、夜が明けると眼下にはラオス領が望める。静寂の中、ラオス側を走る車の音は崖を這い上がり、やけに大きくこだましていた。

 

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登りかけの朝日に山道は淡い色に染まる

 

20分ほど未舗装の道を歩くと頂上に着き、日の出までの1時間ただその時を待った。そして太陽が昇る6時20分、その存在を予感させる白い光に星々が飲み込まれ、つかの間、淡い光の太陽が姿を現した。同時に山々の輪郭が浮かび上がる。何千年何万年と繰り返されたその光景は、否が応にも僕の心を揺さぶり、夢中でシャッターを切った。そして太陽が昇りきると、周囲の景色は、よりはっきりと姿を現し、よりはっきりと色彩を帯びていった。

 

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山頂からの眺め。ここがちょうどタイとラオスの国境地点

 

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この看板が頂上の目印

 

夢うつつのまま、バンコクへ。

この日、日の出を見に来た観光客は10人ほどで、静かな日の出を静かに見ることができた。完全に日が昇ると民族衣装をきた2人の子供が現れ、みんなの恰好の被写体となった。その後山を降り、午前9時、迎えに来た昨日と同じタクシーに乗り込んだ。早起きだったため、ここからスワンナプーム空港まではほとんど夢の中だった。

 

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感動的な朝日も地元の子供にはただの日常のようだ

 

帰りの飛行機の中、ふと目を覚ますと窓の外には宝石の様な夜景が広がっていた。その中を無数の車が走り抜ける。みな何かしらの目的を持って必要以上のスピードで走っていた。

 「ああ、バンコクに帰ってきたんだ」という気がした。

 

タイムテーブル  

【 1日目 】
07:35    スワンナプーム国際空港出発
08:55    チェンライ空港到着
09:50    市内バスターミナル着
10:00    朝食(ターミナル周辺屋台)
13:00    市内バスターミナルでタクシーに乗車
16:30    プー・チー・ファーの町着
17:00    宿チェックイン
19:00    KHUMDOKSAW RESTAURANTで夕食
22:00    就寝
【 2日目 】
04:30    宿出発
05:30    プー・チー・ファー到着
07:00    宿到着
08:30    チェックアウト
09:00    プー・チー・ファーの町出発
12:30    チェンライ国際空港着
13:00    昼食
15:20    チェンライ国際空港出発
16:40    スワンナプーム国際空港着

 

見どころ

プー・チー・ファー森林国立公園
場所:Tambon Tap Tao, Amphoe Thoeng, Chiang Rai
電話:N/A
時間:24時間(シーズンの場合は4時半からゲートが開く)
料金:無料 

KHUMDOKSAW RESTAURANT
電話:08-3325-8785
時間:6時半~21時 不定休
料金:クイティアオ40B、カオトム50B、タイカレー80Bなど

 

注意点

■プー・チー・ファーは切り立った崖になっていて、かなりの高さがある。写真撮影の際はしっかり足場を確保してから撮影すること
■3月でも日の出前の山頂はかなり寒くなるので、防寒着を持参したほうがいい
■宿があるエリアから山頂まではかなり距離があるので、できれば宿でレンタルバイクを借りて、山頂付近の駐車場に止め、そこからは徒歩で行ったほうがいい

 

評価

サバイバル度    ★★★★☆
タイ語必須度     ★★★☆☆
グルメ度     ★★☆☆☆
癒され度     ★★★★★

 





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